こんにちは、日向賢です。今日も「ナレッジベース」を通じて、知識の小道を一緒に歩きましょう。興味深い発見があなたを待っています。
皆さんは「ユンボ」という言葉をよく耳にされることがありますか?
この用語は初耳の方や、名前は聞いたことがあるけれど詳細を知らないという方が多いかもしれません。
マスメディアでもあまり取り上げられることがないため、あまり馴染みがないのは無理もないことです。
今回は、そんな「ユンボ」について、その由来や意味、さらには種類やパワーショベルとの違いをご説明します。
取り上げる内容は以下の通りです
「ユンボ」とは何か?
「ユンボ」と聞くとかわいい印象を受けるかもしれませんが、実際のところ、そう感じる人は少ないでしょう。
実際には、「ユンボ」とは建設現場で使用される油圧ショベルやバックホウなどの一般的な呼称です。
この用語はニッケン(土木機械をレンタルする企業)によって商標登録されており、レンタル用の重機を指します。
ユンボの語源や起源は?
ユンボという名前は、元々フランスのSICAM社が開発した油圧ショベルのモデル名に由来しています。
1954年、SICAM社はイタリアで特許を取得し、S25型(yumbo)を製造しました。
1960年代初頭には、アメリカのDrott社、スペインのTUSA社、日本の三菱、イギリスのPriestman社にライセンスを供与し、技術提携を経て油圧ショベルとしての評価を確立しました。
「ユンボ」という名称はその後広まり、現在に至るまで専門家にとって分かりやすく、広告で使いやすい名前として普及しています。
ユンボの主要なタイプと特徴について
ユンボには二つの主要なタイプがあります
- 後方小旋回タイプ
- 超小旋回タイプ
それぞれのタイプの特徴を詳しく見ていきましょう。
後方小旋回タイプ
後方小旋回タイプのユンボは、運転席の前方に装備された長いアームが特徴です。
このアームは広範囲に伸ばすことができ、大規模な土地整備や広い作業エリアが要求される現場に最適です。
アームの先端には多様なアタッチメントを取り付けることが可能で、アスファルトを剥がす作業などにも対応できます。
また、小型のモデルではアームが左右にスイングする機能を持つものもあります。
超小旋回タイプ
超小旋回タイプは、運転席の右側にアームが取り付けられているのが特徴です。
このタイプは、オフセット掘削や溝掘りなど、狭いスペースでの精密な作業に適しています。
キャタピラー部分が突出していないため、狭い道路や配管工事の現場での使用に非常に便利です。
後方小旋回タイプと比較するとリーチは短めですが、重量物の持ち上げ能力に優れています。
各タイプは一長一短があり、特定の用途に適したものを選ぶことが重要です。
ユンボのレンタル方法と費用について
ユンボなどの建設機械をレンタルする場合、まず最初に近くの建機レンタル店を見つけることから始めます。
どこでレンタルできるかわからない方も多いかもしれませんが、実際には多くの地域にレンタル店が存在しています。
インターネットで検索すれば、近隣の店舗を容易に見つけることができます。適切な店舗を見つけたら、まずは問い合わせを行いましょう。
レンタル時には以下の情報を指定する必要があります
- バケットの容量
- 機械の総重量
- 運搬時のトラックの重量制限
- 機械のタイプ(後方小旋回タイプや超小旋回タイプなど)
- 操作レバーの配置
これらの情報に基づき、レンタル契約が進められます。
店舗によってはさらに多くの手続きが必要になる場合もあるため、レンタル店の指示に従ってください。
レンタル料金については、以下のような費用が発生します
- 建設機械のレンタル料
- 補償料金
- 運搬料金
- 取り寄せ料金
これらを合わせると、一日あたり約1万円からのコストがかかります。
資格取得には数十時間と約5万円が必要で、私有地では資格なしでも操作が可能ですが、安全のため研修を受けることをお勧めします。
ユンボとパワーショベルの違い
ユンボとパワーショベルの主な違いは、ユンボがレンタル用のニッケン社の登録商標であるのに対し、パワーショベルは日本建設機械工業会によって定められた一般的な名称であるということです。
このトピックをさらに詳しく掘り下げると、SICAM社の歴史など複雑な話題になりますが、今回はこの程度の説明にとどめます。
まとめ
今回はユンボに関連する様々な情報をまとめてご紹介しました。
日常では接する機会が少ない内容も多く含まれており、新しい知識として役立てていただければと思います。
今度、工事現場などでユンボがあったときに見てみてください。今までとは見え方がちょっと違うかもしれませんよ。
今日の記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。次回も「ナレッジベース」で新たな発見を共に楽しみましょう。日向賢でした。